北谷フィッシャリーナ@
北谷は、沖縄のほぼ中央にあり敗戦後町の殆どが米軍基地として占拠されていました。
嘉手納基地が近くにあり、沖縄に米軍が最初に上陸したのが、この北谷の地と言われています。
美しい海と空の町、北谷町にはそんな事情で殆ど産業と言うものが、育ったなかった、これは北谷町に限った事ではなくて、沖縄全体にいえる問題です。
沖縄での産業は、総じて米軍に頼っていて、産業は育つ事は難しく、それが本土と経済格差を持つに到ってしまったそんな見方をしていました。
しかし、芸能界や、ゴルフ界で沖縄の特に若い人達が、東京やそれを通り越して世界に向けて情報発信が実現するに至って沖縄の情況漸く好転してきたのではないと思っていました。
この北谷町には、アメリカンヴィレッジと言う若者に人気のあるショッピングセンターや映画館、ゲームセンター、レストランなどが集められた地域があります。
横にある浜川漁港の近くに、大人を対象とした地域を作る「北谷フィッシャリーナ」計画があります。しかし、従来このような計画は地域住民の人たちが加わり一緒に計画して望まれるものを作ろうという姿勢をとることが少なく、関係のない遠いところの人たちによって計画され、沖縄以外の大手によって工事されるという事が多かったのですkが、北谷フィッシャリーナの計画では「パブリックインボルメント」を実現して地域住民の人たちが望んでいる事業にしたいと考えられています。
出来上がった地域が、誰にでも使ってもらえるように「ユニバーサル・デザイン」の概念を町と地域づくりに利用したいと、北谷町や多くの方達に考えられていました。
しかし、「ユニバーサル・デザイン」の概念といっても、実際にはどういうことなのかを説明する事は、難しいという事になりました。
北谷フィッシャリーナ計画で提唱されていたユニバーサルデザインの概念は次のようなものです。
- 誰にでも公平に利用できる事
- 使う上で自由度が高い事
- 使い方が簡単ですぐにわかること
- 必要な情報がすぐに理解できる事
- うっかりミスや危険につながらないデザインであること
- 無理な姿勢をとることなく、少ない力でも楽に使用できること
- アクセスしやすいスペースと大きさを確保すること
具体的にユニバーサルデザイン之概念を地域の人たちに良く理解してもらう必要性を感じて、「ユニバーサルデザイン」の具体的な例としてアクセスディンギーを設計し、其の活動の普及をしているアクセスディンギー財団のクリスミッチェルさんとジャッキーケイさんに、アクセスディンギーとセイラビリティについて、住民説明の時にユニバーサルデザインについて御話をしていただこうと言う提案が日本大学海洋建築の近藤教授から推薦がありました。
それをうけて推進グループの方達に、企画をしていただくことになったのです。
これを機会に、クリスさんジャッキーさんの参加する日本で初めてのアクセスディンギーの体験会を、企画したいと考えました。沖縄には既にブルーシー&グリーンランド財団のマリン・ピアザに3隻のアクセスディンギーが導入されています。其の3隻を借りることが出来れば、日本でアクセスディンギーの設計製作者のクリスミッチェルが参加する体験会が実現するのです。
私は早速B&G財団の坂倉さんに電話で聞いてみました。
B&G財団の紹介でマリン・ピアザの了解を得ることが出来、フォーラムと体験会が実現できる事になりました。
北谷町のプロジェクトは、この時にゆっくり進みはじめたように見えました。
