江ノ島と言うところ

東京オリンピックが行われたときに、今でもそうなのか定かではありませんが、ヨット競技は、ヨットクラブによって主宰されていました。
他の競技とそれは全く違うのです。
しかし、東京オリンピックのころ、東京近辺には、オリンピック競技を主催できるほどのヨットクラブはまだなかったのが実情です。
そのために、東京オリンピックの為に急遽江ノ島ヨットハーバーと江ノ島ヨットクラブがつくられたのです。
今でも其の名残か入り口の近くには聖火台が立っています。
日本で開かれたオリンピックと言うのはまだ東京オリンピックしかないのですから其の栄誉は今も続いているわけです。

江ノ島ヨットハーバーは関東近辺のヨットに乗っている人なら誰でも知っているという、ヨットハーバーです。
江ノ島ヨットクラブ、江ノ島ジュニアヨットクラブ、藤沢ヨット協会、神奈川県セーリング連盟、大学ヨット部や実業団のクラブ、それに個人的なプライベートなクラブと日本でもっとも盛んに活動されているヨットハーバーの一つだろうと思います。
シーズンの休日などには、色んなヨットのセールが海浮かんでいる姿は実に壮観な眺めで、ほんの少しだけどシドニーやメルボルンでのセーリング風景を思い起こさせるほどです。

それに観光地としても、評価が高く、いやヨットと言うより、歌舞伎の白波五人男の弁天小僧で、出てくるのは誰でも知っています
私自身、江ノ島とかかわりを持つまで、むしろ歌舞伎の方で江ノ島に興味を持っていました。
また、テレビのドラマで出てくる回数も、海岸線としてはダントツに多いだろう、ヨット競技のメッカとしての実績とレクレーションのメッカとしても可能性を持っている神奈川県の大きな財産だと評価している人も少なくありません。

この風光明媚で、日本で最もヨットの盛んなヨットハーバーは、少し前までは神奈川県のちのヨットハーバーだったのです。それが数年前、鰹テ南なぎさパークと言う会社が、江ノ島のほかの県の施設と一緒に管理運営を行うことになりました。

体制の変わった江ノ島ヨットハーバーでは、改めて地域社会でのヨットハーバーの位置づけをもう一度考えられています。
40年前に東京オリンピックで日本のヨット界に先進的なスタイルのヨッテイングを、提示した江ノ島ヨットハーバーが再び地域に密着したヨットクラブとヨットハーバーであることをアピールする事は、ヨット界だけではなくて日本の社会全体に提示する事が必要になってきました。
期待が大きく膨らんできているのです。

幸いな事に江ノ島ヨットクラブと江ノ島ヨットハーバー(湘南なぎさパーク)はB&G財団や 他の団体と、協力し合って、江ノ島全体をよりよくしていきたいという強い希望を持っています。
現在建設中の片瀬江ノ島漁港と、江ノ島水族館との総合的な協力関係の為にアクセスディンギーと其のプログラムが大きな役割を果たせると期待されています。


江ノ島が変わると日本全体が変わる可能性も出てくるのです。