アクセスディンギーの普及
画期的なデザイン
アクセスディンギーには、他のディンギーに見られない、いろんな特徴があります。その特徴は、独自のセーリングに対する考え方を必要とします。
つまりこれらの特徴を持たない一般的なヨットと普及の仕方は大変異なったものになります。
主な特徴は次の通りです。
- アクセスディンギーでは前に向いて座っています。
- 通常ディンギーは横を向いて甲板に座って操船しています。アクセスディンギーは基本的に進んでいる方向に向かって座っているので、前から来た障害物を見逃す事は通常ありませんし、この自然な姿勢は水夫に安心感を与えます。
- ハンモック・シートに座ります。
- 水を通すナイロン製のハンモックシートは船底から5センチほど浮いた位置に座る事になります。通常のディンギーの体の位置よりも低く、安定を増す事に貢献しています。又、ハンモックシートは衣類をぬらさないで済ますことを可能にします。
特別な衣類を必要としないとは、好奇心から始める人にとっては重要な事です。
- 舵の操作は体の前にある、アルミの棒を行きたい方向に倒します。
- ディンギーの舵の操作は初めて乗る人には混乱を生じさせます。
アクセスディンギーはその混乱を生じさせる事はありません、
- 通常転覆はしません。
- この点についてはいろんな方が転覆させるためにいろんな試みをされていますが転覆する事はありません。
ですから、アクセスディンギーで行っている限り、水夫の安全の為に必要な「沈起こし」の練習は必要ありません。
-
- ブームパンチは、ありません。
- ブームが大きく上に上がっていますのでブームパンチがありません、又、水夫は座ったままの姿勢で必要な全ての操作ができますので、通常ブームパンチをする心配はありません。
アクセスディンギーの特徴のもたらすもの
上記の特徴が、もたらしている主なものは次のようになります。
- アクセスディンギーに初めて乗る段階で、操船のカリキュラムから下記のことを省く事ができます。
- 沈起こし
- 特別なセーリング用のドライスーツやシューズを揃えなくともセーリングを始める事ができます。
- 舵の操作
- 逆の操作を身に着けなくとも,とっさに自分の安全を守ることができます(特に接触の場合)
- タック・ジャイブ
- アクセスディンギーではタックもジャイブも同じように安全に行うことができます。
- ブームへの注意
安全上ヨットを始める時点でこれらの全てを習得しなくてはならない通常のディンギーヨットでは、この問題の解決は、個人に長い時間を必要とし大きな障害になっています。しかしアクセスディンギーではこれらを習得しないままにセーリングを始める事ができます。
アクセスディンギーでセーリングを始めるために必要なものは、通常のディンギーヨットで始めるセーリングとは異なるものになります。
- 波が立たない安全なしかも閉ざされた比較的狭い水域
- 水夫の安全を確保するための救命ボートと乗り降りする場所
- 健康を守るための設備
- 心から親しみのある笑顔(ほめる事)
セーリングやヨットの特殊な知識は、アクセスディンギーでセーリングを始める人にとって、殆ど興味がありませんし、必要ではありません。
必要なものは安全と健康を守ることです。それとそこに集いたくなるような雰囲気を持つことです。
アクセスディンギーのプログラムで徳をするのは誰?
- アクセスディンギーでセーリングを始めた人達
- 最も徳をするのは、素敵なレクレーションでもありスポーツでもあるセーリングをアクセスディンギーで始める事ができた人達です。
しかし、この人達は、アクセスディンギーのプログラムが始まるまでセーリングの楽しさを知りませんし発言をする事もできません
- 新しい訪問者が増えるマリーナや施設
- 今まで来るとは考えられなかった、人達がやってくることは国民の税金を投入して建設されている大きな施設のマリーナにとっては最も必要です、同時に、アクセスディンギーを通じて地域のまちづくりに貢献できる事はその存在意義を増す事にもなり、訪問者の増加はマリーナで働いている人達の職の確保にも繋がります。
- 新しい仲間を得る事のできる現在のセーラーたち
- 新しい人達の参加が、今のセーラーの人達に大きな利益になる事を理解していただく事は少し考えれば簡単です。
ヨットが一部の金持ちのスポーツだという印象を待たれている限り、他の人たち【特に主婦層を中心とする女性】に、自分達を支持し且つ応援してもらえません。
- 新しい参入者が増える事は、今のセーラーにとって決して邪魔者が増える事ではありません、今のセーラーを支持する仲間が増える事です。何故オリンピックで銀メダルをとってもヨットの金メダリストとマラソンの銀メダリストの有名度が異なるのでしょうか?何故プロ野球の松井はみんなが応援しているのに、日本のプロセーラーは、何故その存在も知られていないのでしょうか?
- それは仲間があまりにも少なすぎるからです。
アクセスディンギーのプログラムを始めるために殆ど新たな施設を作る必要はありません。
又、小さな水域でも小さな設備で【乗り降りのための桟橋】手軽に始める事ができますし、燃料などの維持費も不要で、小さなグループ(コミュニティ)でプログラムを始める事が可能です。