彩湖体験試乗会


雛元さんから戸田市彩湖で、アクセスディンギー体験試乗会をしないかと誘いを受けた。
雛元さんの友人で、脳溢血で半身不随になった堀さんをアクセスディンギーに乗せたいという個人的稲希望もあった。
その時、私達はまだ体験会用のボートを所有していなかった、そのころ日本にあるのは、グラームが寄付していった大阪にある4隻だけだった。

如何すればよいのだろう、トラックを借りて、高速を走り埼玉まで来て、そのまま一日で帰る訳にも行かないし、そうなれば宿泊費用も必要になる。
体験会といっても、そんな費用が出てくるわけでない。

大阪で友人のトラックを借りて、なれない運転でファックスで送られてきた地図を頼りに戸田市道満パークについた。
お天気の方は、あまり良いとはいえなかったが、堀さんも加わり30名くらいでの体験会は好評のうちに終わることができた。

大阪でアクセスディンギーの活動の手ごたえと言うのは既にその時感じていたので、乗ってもらうと多くの人に支持してもらえる事は充分予想された。
しかし幾ら支持されても、大阪と東京の交通費を我々では支えきれないと思った。
雛元さんは、アクセスディンギーに堀さんが乗っているのを見て大変感動されたと思う。
障害を持った人を対象にした体験会を行うために自分で一隻アクセスディンギーを買ってしまおうと言われ、実際アクセスディンギーを購入された。

堀さんは今でも横浜、江ノ島で体験会に出席しているし、精力的にいろんな人にアクセスディンギーを紹介してもらっている。

しかし、彩湖はアクセスディンギーの体験会には適しているとはいえなかった。
アクセスディンギーのセンターボードには20キロの錘が入っている、従ってそのセンターボードをあげるのは困難だが、彩湖の発着する場所は底がコンクリートで固められているのでセンターボードを、コンクリートの底でうってしまう。当時、都市構造のヨットの担当をしていた立石君や金子君と一緒に胸まで浸かってセンターボードがコンクリートに当たるのを防いだ。

その後、ここでアクセスディンギーの活動が出来ないものか、雛元さんと一緒に彩湖を管理している荒川管理事務所を訪問した事がるある。
また同時に、戸田市を訪問した事もあるが、其の時は話は進まなかった。
つまり桟橋を、彩湖で用意することもこの活動を推進したいという戸田市の地域の人達を見つけることは出来なかった。
この活動が、私たちのような小さなNPO団体を頼りにして活動を始めようとされてもそれは助ける事が出来ない。
それでは誰か、自分の身を犠牲にして、j始めるかと言うと誰もそんなお人よしはいないのである。
実は何処でもいえるのだが、この活動をするのは自分自身でやるより他にないのだ。
やる力が無いのにそこにやらそうとすると、普及している団体が力を貸せということになるが、私たちはお役所でもなく税金を使わせてもらっていることもなく単なる民間の物好きだと言う事を忘れないで欲しい。
つまりそんなに頼りにされても困るのだ。
雛元さんはこのことを良く理解してくれています。

大勢いろんな心ない人達の中で揉まれていながら今まで何とかやってこれたのは雛元さんのような人のお陰だと、今でも感謝は忘れない。

おそらく私たちが行った荒川管理事務所の訪問や、堀さんに乗ってもらったことはいつか実が結ぶとしんじている。

暫く様子を見なくてはならない埼玉だ。


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