海洋塾の事務所は、みなとみらい、日本丸公園の中にありました。事務所の前に、昔三菱重工の造船に使われていた大きなドックがあります。
其のドックに日本丸が浮かべられているのです。
私が初めて海洋塾の事務所に行ったころ、海洋塾ではカヌー教室を、其のドックの中に浮かべて行っていました。
そこからみなとみらいのインナーハーバーにカヌーで出かけるそんなこともしているようです。
事務所から小さな其の水面を一目見るなり私はここでアクセスディンギーの活動が出来ないものかと、考えました。
しかし、狭いのです、セーリングするのにはあまりに狭すぎるのです。
それもセーリングの常識と外れているかもしれませんが、やってみるだけの価値はあるように思えるのです。
富山さんに、今カヌーをおいているところに、アクセスディンギーを、置かせて欲しい、其の上ここでアクセスディンギーの体験会もしたいと考えているとも言いました。
「海洋塾は横浜の海を使って、横浜の人達に海にもっと親しんでもらうそんな活動を目指しています。」
其の上にアクセスディンギーの活動を海洋塾で行うことも考えたいとのことです。
勿論、セイラビリティジャパンに依存があるわけがありません。
2003年6月、江ノ島にあったアクセスディンギー2隻をみなとみらいに運びました。
このドックを利用した水面は、狭いのですがカヌーの場合は、橋の下を潜り抜けて、ドックから出てゆくことも出来ますが、アクセスディンギーの場合は、マストがあるのででてゆく事が出来ません。それに乗り降りについても、カヌーは、センターボードがありませんので、浅い方が良いのですが、アクセスディンギーは1メートルの深さを必要としています。
それに車椅子の人や、他の障害を持った人に勧めるのには、小さくても良いのですが、専用の浮き桟橋とそこにたどり着くためのスロープが必要ですが、其のドックにそんなものがあるわけでありません。要するに、体験会参加者を募集するためには、最小限それだけの設備が必要です。
つまり、あまり大々的に出来るわけでもなかったのですが、それでもそこでセーリングを体験できるという事を知った人の参加希望があって、海洋塾では、殆どの人達がヨットを知りませんので、私たちがいけるときだけになってしまいましたが、この年(2003年)は15回の体験会を行う事が出来たのです。
横浜みなとみらいは、都内渋谷からアクセスも良く、江ノ島に迄、行きづらい人達の参加もありました。
みなとみらいの体験会は、他のものとはすこぶる違ったものになりましたし、私にとっても大いに勉強になりました。
私たちはいろんな場面を通じて、セーリングには、ヨットレースの要素だけでなくレクレーションの要素もあるのだということを言っていますが、其の事を実際にみなとみらいでは経験しました。
実際、みなとみらいのドックヤードの中のまるでプールのような水面からヨットレースをイメージする事は出来ませんが、この社会の中の大半の人はヨットレースの要素には関心がないのです。
エントリーとしてセーリングを考える時、大半の人は本の少しの係わり合いではじめるのです。
セーリングを本の少し体験して見たいという好奇心を満足させる為には、狭いみなとみらいの体験会の方が、コンセプトにずれが生じなくて良いのかもしれません。
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